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JSW環境・社会報告書2011 環境への取組み | JSW日本製鋼所

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(1)

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2011

The Japan Steel Works, LTD.

(2)

JSWのビジョンと経営理念 日本製鋼所 企業行動基準 編集方針/報告対象範囲

トップメッセージ

JSWと社会とのかかわり

環境マネジメント

  環境マネジメントシステム   環境管理活動の中期計画   環境会計

エコファクトリー

  事業活動と環境負荷の状況   地球温暖化の防止

  廃棄物の削減   環境負荷物質の低減  

エコプロダクツ

  地球温暖化防止製品・技術 環境と社会に貢献する、    JSWの「ものづくり」技術   鋳鍛鋼製品 鋼板・鉄構製品 省エネ・リサイクル

自然エネルギー   有機資源リサイクル     

地域・社会との共生

  地域とのコミュニケーション

JSWの概要 1 2 3 7 7 9 10 11 11 13 14 15 18 18 19 21 23 25 26 27 27 29

環境・社会報告書2011について 編集方針

この環境・社会報告書は、2010年度における日本製 鋼所の事業活動に伴う環境管理活動を取りまとめた ものです。本報告書の作成にあたっては、環境省の 「環境報告ガイドライン」を参考にしています。

報告対象範囲

記載内容は2010年4月1日∼2011年3月31日を対 象にしています。対象範囲は、株式会社日本製鋼所お

C O N T E N T S

日本製鋼所 企業行動基準

日本製鋼所グループは、経済社会の発展を担う企業として、次の10原則に基づき、 国の内外において人権を尊重し、全ての法律、国際ルール及びその精神を遵守する とともに、持続可能な社会の創造に向けて、社会的良識を持って行動する。

安全性に充分配慮し、顧客・社会から満足と信頼を得られる製品・技術・サービ スを開発・提供する。

企業市民として、倫理や法令を遵守した事業活動を遂行する。

全ての事業活動において、公正、透明で自由な競争と取引きを行う。 また、政治、行政とは健全かつ正常な関係を維持する。

グローバル企業として、国際社会におけるルールを遵守し、世界経済、社会の発 展に貢献する。

市民社会の秩序や安全に影響を与える反社会的勢力及び団体とは、会社組織 として対決し、不法・不当な要求には一切応じない。

社会に対し、適切な企業情報を積極的かつ公正に開示する。また、個人情報・ 顧客情報をはじめとする各種情報の保護・管理を徹底する。

従業員の人格と個性を尊重する。また、従業員の人権や安全について常に高い 意識を持ち、良好な職場環境を確保する。

環境に対する取り組みは企業として重要な責務であることを認識し、環境保全 に留意した事業活動を行う。

経営トップは、この行動基準の精神の実現が自らの役割であることを認識し、率 先垂範して社内並びにグループ企業の体制の整備と周知徹底を図る。

この行動基準に反するような事態が発生した時には、経営トップ自らが問題解 決にあたり、原因究明、再発防止に努める。また、社会への迅速かつ的確な情報 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

素材とメカトロニクスに関する

世界最高水準の独創技術(差別化技術)から生み出され、 市場や顧客の要望に応え続けるNo.1製品を送り出し、 中長期的に世界市場で戦える企業

ものづくりNo.1グローバル企業

JSWのビジョンと経営理念

● 顧客に驚きと感動を与え続ける

● 社会との共生を図り、継続的に利益を実現する

● 変わり続ける意識を持つ

● 変わり

経営理念

JSWのビジョンと経営理念

に驚きと感動を与え続ける

との共生を図り、継続的に利益を実現する ● 社会と

経営理念

素材とメ 世界最高 市場や顧 中長期的

ものづ

JSW

● 顧客に

●社会と

経営理念 ビジョン

目指すべき 企業像

(3)

代表取締役社長 トップメッセージ

持続可能な社会の実現に貢献するとともに、

社会から信頼される企業を目指します。

 この度の東日本大震災により被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。皆様の安全と一 日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

 日本製鋼所は、1907年(明治40年)に北海道室蘭の地で誕生しました。以来100年余にわたり、鋼 と機械の分野において市場の高度な要求に対応することにより、技術と技能を蓄積し、重化学工業や エネルギー分野等の基幹産業に、数多くの機器や装置を提供してまいりました。

 当社は、「ものづくり」を基盤とする会社として、環境負荷の少ない持続可能な社会の形成に貢献す ることは重要な課題であるととらえております。

 新興国における人口増加と生活水準の向上は、エネルギー供給の拡大とインフラの整備を必要とし ております。同時に、地球温暖化や資源枯渇などの環境問題をこれまで以上に深刻なものにしつつあ ります。

 これらの諸問題に対して幅広く貢献するため、省エネ・省資源機能を強化した製品開発に注力する とともに、風力発電などの再生可能エネルギーの実用化を進めております。地球規模の課題である電 力・エネルギーの安定供給、需要増大に対しては、地球温暖化対策としてこれまでと同様、エネルギー 分野に軸足を置いて、企業活動を進めてまいります。

 当社はビジョンである「独創技術で変化を創り出し社会の発展に貢献する企業」の実現に向け、 2012年度までの3年間を対象とする中期経営計画(JGP2012)を策定し、変化する社会とお客様の ご要望に応えられる「ものづくりNo.1グローバル企業」を目指してまいります。

 これまで地球環境保全を「企業価値の向上」を実現するための重要事項のひとつとして位置付け、 環境活動に積極的に取り組んでまいりました。今後もこの方針に変わるところはありません。

 「環境・社会報告書2011」を通じて、日本製鋼所グループの環境への考え方、ならびにその活動の 成果と今後の取り組みを皆様にご報告いたします。

(4)

DEP ART-MENT STORE

JSWの製品は、社会のいろいろなところで、

人の豊かな暮らしを支えています。

自動車や、家電製品、日用雑貨に至るまで私たちの生活に おいて樹脂成形品は欠くことのできない存在になりました。

樹脂機械関連

(射出成形機)

横型電動射出成形機 竪型電動射出成形機

樹脂機械関連

(押出機・中空成形機)

世界の産業を支える機械から、社会インフラ、娯楽に至る、 幅広い製品にJSWの技術が生かされています。

産業機械関連

コンプレッサー 電車用ダブル型ゴム緩衝器・密着連結器

アルミニウム 発馬機

(5)

STATION

Shopping Mall

JSWは1907年の創業以来、約1世紀にわたり「鋼と機械の総合メーカー」 「素材とメカトロニクス企業」として社会の発展に貢献してきました。その製

品は、産業や生活の基盤となる分野を中心に幅広く使われ、さまざまなシー ンで人々の活動や生活を支えています。

素形材関連

原子炉用鍛鋼部材 石油精製用リアクター クラッド鋼板・鋼管

絶対的な信頼性・安全性が求められる発電所で使用されるロータシャフトや原子炉用鍛鋼部材といった各種の発電用部材で当社の鍛鋼製 品が活躍しています。石油精製設備の中でも、高温・高圧下で水素を添加し、重質油を脱硫あるいは軽質化する過酷なプロセスを当社の石 油精製用リアクターが担っています。また、クリーンエネルギーとして需要が高まる天然ガスの採掘や、世界的に高まる水資源問題を解決す る淡水化装置、さらにケミカルタンカーにも高度な圧延技術を活かした当社製のクラッド鋼板・鋼管が活用されています。

生物脱臭装置 風力発電システム

無尽蔵のクリーンエネルギーを生み出す風力発電システムや省エネルギー型の 環境装置など、地球温暖化の防止と地球環境の保護に役立っています。

自然エネルギー・環境関連

情報通信機器に使用される液晶ディスプレイの 製造をレーザアニール装置が支えています。

レーザー・プラズマシステム関連

レーザアニール装置

発電用一体型 ロータシャフト

J

S

W

(6)

ご存知ですか? 

JSW製品から生まれる、身近な品々。

樹脂機械関連

射出成形機 押出機 連続多層中空成形機

フィルムシート装置

JSWと社会とのかかわり 2

レンズ・プリズム 液晶ディスプレイの 導光板

メディア

光学用フィルムシート

太陽電池封止材

2輪用ガソリンタンク

4輪用ガソリンタンク 自動車関連部品

JSWの中空成形機からは、プラス チック製のガソリンタンクが作られ ています。ガソリンタンクの軽量化 による燃費向上とCO2排出削減に

寄与しています。 JSWの押出機からは、液晶TV、カ

ーナビ、携帯電話に使われている画 面用の光学フィルムや屋外設置用 太陽電池の封止材が生産されてい ます。

(7)

「金属に関するノウハウ」と「プラスチックの成形技術」を併せ持つJSWなら ではの、多彩で高度な機械製品。それらは、さまざまな産業分野において「も のづくり」の現場を支えています。そして、そこから生まれてくるのは、私たち の日々の暮らしに欠かせない、実に多様な製品たち。私たちは毎日、知らない ところでJSWのテクノロジーに触れているのです。

バイオマス関連

木質バイオマス・ ペレットストーブ

地球にやさしい木質バイオマス・ ペレットストーブを開発し、製 造・販売しています。

レーザー・プラズマシステム関連

エキシマレーザアニール装置

軽合金成形機関連

マグネシウム合金用射出成形機 アルミニウムダイカストマシン

J

S

W

木質バイオマス・ペレットストーブ

木質バイオマス・ペレットストーブは今ま での化石燃料でなく地球にやさしい循環 型バイオマス燃料を利用し、やわらかい暖 かさと、やさしい炎が得られます。

液晶ディスプレイ

レーザアニール装置で製造されるTFT液 晶ディスプレイは、低消費電力の特性を 活かしてデジタルカメラ、携帯電話・スマ ートフォンやノートパソコンなどに利用さ れています。

●マグネシウム:ノートPCや携帯電話な  ど身近な製品で使われます。 ●アルミニウム:自動車をはじめ多くの分  野で活躍しています。

ノートパソコン デジタル

カメラ

ノート型 パソコン

スマートフォン 携帯電話

エンジンブロック

(8)

当社は環境との調和が社会の一員たる企業の重要な責務であることを認識 し、環境保全に留意した生産活動と環境保全技術の追求を通して、生態系と 調和した社会の持続的発展への寄与を目指して事業活動を行う。

行動指針

1:環境に関する取り組みを組織的に行い、環境保全活動の継続的な推進を  図る。

2:適正な目的および目標を定めて、生物多様性への影響を配慮した環境負荷  の低減を図る。

3:環境保全に寄与する製品およびサービスの社会への提供。

 ア:製品について環境および安全衛生を含めた社会的価値の向上に努める。  イ:環境に係るニーズの把握と技術開発により、環境負荷を軽減する製品    およびサービスを提供する。

各事業所共通方針

事業所はその事業内容および地域社会などそのとりまく環境を考慮し、国際 規格に準じた手法により環境方針、環境目的および目標を定めて活動する。  ア:法規および会社が合意している外部との取り決めの順守。

 イ:生態系への影響に配慮した汚染の予防、廃棄物の削減および適正な    処理。

 ウ:省エネルギー、省資源・リサイクルの促進などを通じた「資源生産性」の    向上。

 エ:従業員および事業所の構内企業への事業所方針の周知および協力の    要請。

日本製鋼所の環境基本方針

当社は国際社会や地域社会との調和を図りながら、事業活動を行うことの重要性を認識し、 1997年より全社活動として環境管理活動を推進してきました。1998年に室蘭・広島両製作所、 2006年には横浜製作所がISO14001の認証を取得し、環境管理活動の維持向上に努めています。 さらに、環境ビジネス面においても従来からのコンポストに加え、

成形品のリサイクル性に優れたマグネシウム合金用射出成形機を世界で初めて販売し、 近年では新エネルギー関連分野にも目を向け、新たな環境製品にも取り組んでいます。

環境マネ

ントシ テ

(9)

社長 (環境マネジメント委員会委員長)全社環境管理統括者

環境マネジメント委員会

 ● 各製作所長

 ● 各事業部長

 ● 本社経営企画部門長

 ● 本社総務部門長

 ● 本社経理部門長

 ● 本社環境管理部門

環境管理委員会 各製作所

環境管理統括者 (製作所長)

各製作所 環境管理 責任者

部門、グループ

関連会社 組織図

環境マネジメント推進体制

環境管理担当役員を委員長とする環境マネジメント委員会で、 全社の年度環境管理方針、活動計画などを決めています。各製 作所には環境管理委員会を設けて環境管理活動を推進し、関

連会社を含むグループ企業が一丸となって環境負荷の低減に 取り組んでいます。

専門部会

 ● 省エネ部会

 ● 製品部会

ISO14001取得状況

環境マネジメントシステムにおける国際規格ISO14001の認 証を室蘭製作所と広島製作所は1998年12月に取得し、横浜 製作所は2006年9月に取得しました。

各製作所では、環境マネジメントシステムの維持改善を図るた めに、第三者審査登録機関による外部審査と内部監査員によ る内部監査をそれぞれ年1回以上実施し、PDCAサイクルに よる維持改善が正しく実施されているかを確認しています。 なお、当社およびグループ会社は法令を順守し、2010年度も 法令違反は認められませんでした。

室蘭製作所 広島製作所 横浜製作所

各事業所のISO14001認証取得状況

事業所     取得日         現審査登録機関   室蘭製作所   1998年12月18日    LRQA    広島製作所   1998年12月18日     JQA 横浜製作所   2006年 9月 4日   LRQA

(10)

活動目標と実績

2010年度は、環境中期計画(2009∼2012年度)に基づき各 製作所が目標達成に向けて活動しました。

法令順守については、環境関連施設および製作所周辺の環境 パトロールを実施し、環境保全に係る法規制の適用と順守・管

理状況に異常のないことを確認しました。また、環境パトロー ル結果の水平展開および今後の取り組みについて、関連会社・ 協力会社を含めた従業員への教育を実施しました。

生産拠点である室蘭・広島・横浜の各製作所が主体となって環境管理活動に取り組んでいます。

地球温暖化防止対策や省エネルギー対策、廃棄物問題など、環境に係る社会情勢は大きく変化しています。 2009年度からの4年間は、環境中期計画(2009∼2012年度)に基づき、目標達成に向けて取り組んでいきます。

重点項目 2010年度活動実績 2011年度活動目標 2012年度達成目標 2010年度活動実績と環境中期計画(2009∼2012年度)の目標指標

(1)地球温暖化防止の推進   ●エネルギー使用量削減

原単位2004年度比6%減を目標と して活動

室蘭製作所 6%減(目標達成) 広島製作所 14%減(目標達成) 横浜製作所 84%増(目標未達成)

原単位2004年度比7%削減を

目標として活動を展開 エネルギー使用量原単位 8%削減 (2004年度基準)

   ●輸送エネルギー消費量削減 原単位2006年度比4%削減を目標 として活動を展開

 国内輸送に係る

  エネルギー使用量 31TJ

原単位2006年度比5%削減を

目標として活動を展開 エネルギー使用量原単位国内輸送量に係る 6%削減 (2006年度基準)

(2)省資源・リサイクルの推進   ●廃棄物排出量削減

原単位2000年度比60%減を 目標として活動

室蘭製作所 398%増(目標未達成) 広島製作所 74%減(目標達成) 横浜製作所 94%減(目標達成)

原単位2000年度比66%減を

目標として活動を展開 廃棄物排出量原単位 72%削減 (2000年度基準)

(3)化学物質適正管理の推進 PRTR法に基づき対象化学物質の 移動・排出量を報告

広島製作所は関連会社を含めて全て の対象化学物質を把握

PRTR法に基づく対象化学物質の

確実な把握と使用量の削減 製作所別に定めたPRTR法対象化学物質の削減目標の達成

(4)製品の環境負荷削減の推進 製品ごとに使用禁止物質を選定して

実施 の把握と環境負荷低減を図る研究開発・設計段階から環境影響 製品含有化学物質の全量把握

(5)法令順守 法令違反事項なし 環境関連法規制の順守状況の報告、 法規制改正事項等の確実な伝達

(6)環境管理システムの維持継続 全製作所でISO14001の定期審査を

受審し、認証継続 システムの自主改善を推進各製作所で環境マネジメント

(7)ステークホルダーとの

コミュニケーションの推進 6月に第8回目の環境・社会報告書を小冊子版で発行 の情報提供に努める各製作所の環境保全活動状況等

●当社で排出するCO2はほとんど全てがエネルギー起源であるため、エネルギー使用量の削減がCO2排出量の削減となります。  原単位:エネルギー使用量や廃棄物排出量などを、粗鋼生産量当たりや売上高当たりなどの特定の単位を基準に換算した数値

環境管理活動の中期計画

(2009∼2012年度)

(11)

環境会計は当社の環境保全への取り組みを定量的に評価する方法として取り入れました。 環境省の「環境会計ガイドライン」を参考にして、当社の取り組みを下記項目で集計しています。 2010年度の環境保全に関わる費用額は総額38億7,700万円となり、昨年度とほぼ同額でした。 当社の売上高の1.8%に相当します。

グリーン調達

2004年度からグリーン調達への取り組みを始めました。当社の取引先における環境マネジメントシステム(EMS)の構 築状況を把握するため、各製作所の主要な取引先を対象に環境保全活動の取り組み状況をアンケート形式で調査しま した。その結果、回答のあった取引先の8割がなんらかの形で環境保全活動を実施しているということが判明しました。 今後は調査対象とする取引先の範囲を、全ての取引先まで順次拡げていく予定です。

文具・事務用品などについて、グリーン購入法適合製品やエコマーク製品などの環境負荷の少ない製品を調達するグ リーン購入を進めています。

対象期間:2010年4月1日∼2011年3月31日 (百万円)

(1)公害防止コスト

(2)地球環境保全コスト (3)資源循環コスト

(4)上・下流コスト (5)管理活動コスト

(6)研究開発コスト

(7)社会活動コスト (8)環境損傷対応コスト

● 電気炉、焼却炉の維持・運営、集塵機の新設、大型スクラップ工場の新設 ● 工場排水の水質測定

● 工場内指定箇所の騒音測定

● 高効率ボイラー・高効率コンプレッサーの導入、天然ガス化工事 ● 金属屑、紙類、廃プラのリサイクル

● 廃棄物の収集、運搬、処理、処分 ● スチール梱包の採用

● ISO14001の認証維持、従業員への環境教育 ● 工場内緑地の維持管理

● 環境対応製品の研究開発とその人件費

● 既存製品の環境負荷低減のための改良に伴う開発費 ● クリーンキャンペーン活動ほか

● 賦課金ほか

2,451

653 480

0 115

154

3 26

3,882

2,020

886 678

0 104

159

3 27

3,877 費目分類 主な取り組み内容

合   計

2010年度 費用額 2009年度

費用額

環境会計

(12)

素形材製品

産業機械製品

資材

金属(鉄鋼、非鉄金属)

プラスチック ゴム、木材等

エネルギー

化学物質

用水

4,668TJ

12,380t

2,825万m3

INPUT

素形材製品部門、および産業機械製品部門の製造工程における 環境負荷の発生状況は下記の通りです。

JSWでは、資材やエネルギー、用水などの投入量(INPUT)と、 廃棄物や二酸化炭素、水などの排出量(OUTPUT)を定量的に把握し、 環境改善活動に活かしています。

事業活動と環境負荷の状況

(13)

CO(電力燃料由来)2

CO(国内輸送)2

化学物質(排出移動量)

排水

2,100t-CO2

256,000t-CO2

265t

2,215万m3

OUTPUT

● 原子炉用鍛鋼部材 ● 発電用一体型ロータシャフト ● 火力発電用タービンケーシング ● 製鉄用圧延ロール

● 石油精製用リアクター ● クラッド鋼板・鋼管

● 二軸混練押出機 ● 単軸混練押出機 ● フィルムシート装置 ● 電動射出成形機 ● 中空成形機

● マグネシウム合金用射出成形機 ● アルミニウムダイカストマシン ● 風力発電機

製 造

リサイクル量

139,700t

廃棄物総排出量

廃棄物排出量

38,530t 178,260t

(14)

エネルギー使用量の推移

■室蘭製作所 

■広島製作所 

■横浜製作所 ※TJ:T(テラ)は  1012(1兆)

 J(ジュール)は  熱量の単位

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000(TJ)

1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 5,011

4,460 4,901 4,175 4,060 3,931 4,209 4,533 4,650 4,574 4,606 4,561

2009 2010(年度) 4,269 4,668

関連会社を含めた2010年度の事業活動における総エネルギー使用量は4,668TJ、

二酸化炭素排出量は25.6万トン-CO2でした。2010年度の国内輸送に係るエネルギー使用量は31TJ、

二酸化炭素排出量は0.2万トン- CO2で、事業活動の1%弱です。

エネルギー使用量の削減

2010年度のエネルギー使用量は、各製作所の省エネ活動に よるエネルギー削減により、前年度に対して9.3%の増加とな りました。

各製作所では省エネ活動を積極的に推進していますが、景気 回復に伴う生産量の増大、大型設備が稼働を始めたため全体 のエネルギー使用量が増加しました。

二酸化炭素排出量

二酸化炭素排出量は前年度に対して6.8%の増加となり京都 議定書の基準年である1990年度に比べると12.6%の減少と なっています。

各製作所とも、省エネ活動の推進を進めてエネルギー使用量、

二酸化炭素排出量の増大を最小限に抑えています。そのため、 エネルギー使用量の増加量(9.3%)に比べて、二酸化炭素排 出量の増加を低く抑えることができました。

二酸化炭素排出量の推移

■室蘭製作所 

■広島製作所 

■横浜製作所

1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 0.0

5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 (万t-CO2)

29.3

25.1 27.1

23.4 22.9 22.8 24.5 26.0 26.9 26.2 27.3 26.7

2009 2010 24.0 25.6

(年度)

地球温暖化の防止

(15)

再資源化率 (%)

(年度) 0

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

再資源化率:再資源化量/廃棄物発生量 (生産活動以外の廃棄物も含む)

80 70

90 91 91 91 94 94 94 94 94 83 80 78

鉄鋼業と機械製造業では事業活動に大きな違いがあり、

両業種にまたがり事業活動を行っている当社では、製作所ごとに特有の廃棄物が排出されます。 各製作所は、リデュース、リユース、リサイクル(3R)を基本として取り組んでいます。

廃棄物排出量

室蘭製作所では設備増強計画の実施に伴う構内整備におい て、再活用を計画していた一部副産物を引き続き構外で処理 したため、全社の排出量は2000年度に対して大幅に増加し、 全社の再資源化率は78%となりました。広島製作所では、廃

紙・木材などのリサイクルに取り組んでおり2010年度の排出 量は2000年度の39%になりました。横浜製作所では分別の 徹底化などにより排出量は2000年度の3%になりました。

用水使用量

2010年度の総用水使用量は2,825万m3でした。また、総排

水量は2,219万m3でした。

用水量の99%以上は室蘭製作所で使用しています。

室蘭製作所では水資源の有効利用の推進に努め、使用量の半 分以上に海水と回収水を使用しています。

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 (t) 40,000

廃棄物排出量の推移

■室蘭製作所 

■広島製作所  ■横浜製作所 ■生産活動以外  ( )内数値は

生産活動 以外の廃棄物 排出量を含む

(年度) 2000 8,710 2001 7,718 2002 6,797 2003 6,284 2004 6,609 2005 7,002 (9,367) 2006 8,194 2007 7,290 2008 22,533 2009 32,948 2010 38,531

(万m3

用水使用量

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 2000 2,485 2001 2,311 2002 2,362 2003 2,509 2004 2,693 2005 2,699 2006 2,698 2007 2,661 2008 2,669 2009 2,777 2010 2,825

(年度) 用水使用量の内訳(2010年度)

(万m3/年)

上水道 419

海水 952 工業用水

848 回収水

606

(16)

各製作所および関連会社では、化学物質をはじめとした環境負荷物質の管理を進め、有害物質の排出削減に取り組んでいます。 PRTR法に基づいて各製作所および関連会社は化学物質の排出・移動量を各自治体に毎年報告しています。

当社では主に製鋼、溶接、メッキ、洗浄、塗装などの製造プロセスで第一種指定化学物質を使用しています。

PRTR法 : 特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律

PRTR

PRTR法に基づいて各製作所および関連会社は、化学物質の 排出・移動量を各自治体に毎年報告しています。2010年度は、

化学物質の排出移動量は昨年に比べて4%増加しました。

室蘭製作所

80 87 300 309 412 453

広島製作所

53 80 300

横浜製作所

80 300

関連会社

37 53 80 87 88 300 304 308 400 412 453

2010年度の排出・移動量

キシレン

クロムおよび3価クロム化合物 トルエン

ニッケル化合物

マンガンおよびその化合物 モリブデンおよびその化合物

エチルベンゼン キシレン トルエン

キシレン トルエン

ビスフェノールA エチルベンゼン キシレン

クロムおよび3価クロム化合物 6価クロム化合物

トルエン 鉛 ニッケル ベンゼン

マンガンおよびその化合物 モリブデンおよびその化合物

      合  計

政令番号

850 0 825 12 8 0 4,343 10,024 20,040 794 575 0 2 2,732 0 0 2,869 0 0 3 0 0 43,077

排出量(kg) 物質名

0 38,230 0 32,437 99,244 34,519 0 706 4,260 0 0 602 0 462 9,379 0 0 0 472 0 1,957 27 222,294

移動量(kg)

※室蘭製作所では鉄鋼製品の素材生産が中心で、  主に成分調整、溶接に使用しています。

※横浜製作所では機械完成品を多く扱う関係上、  主に洗浄、塗装に使用しています。

※広島製作所では機械完成品を多く扱う関係上、  主に洗浄、塗装に使用しています。

※室蘭製作所内には塗装や給油を行う関連会社、  風車の羽根を製造する関連会社があります。  ※広島製作所内には鋳造および機械加工,溶接,熱  処理,表面処理関係の関連会社があり、主に成分  調整の物質、洗浄に使用しています。

総合計: 265,371(kg)

環境負荷物質の低減

(17)

ニッケル化合物の大気排出量削減

室蘭製作所では、2003年9月にニッケル化合物について健康 リスク低減を図るための指針値が制定されたのを受け、関連作 業・工程の改善、関連設備の改善、新規設備の導入などを進 め、指針値を満足する実績を得ています。

また、2005年度からは、地方自治体などとの連携により、自主 管理計画を作成し、構内で発生するばいじん量の削減活動を 進めています。2010年度は、スクラップ切断時に発生するばい じんを効率よく捕集するために、大型スクラップ切断工場を稼

働させました。 新規導入設備(スクラップ切断工場)

大気汚染物質の排出量

各製作所とも、大気汚染防止法をはじめ、条例、協定などに基 づき、特定施設からの排ガスを定期的に監視しており、排出基 準に適合しています。2010年度のSOx(硫黄酸化物)排出量 は合計で322トンでした。

SOx排出量

0 100 200 300 400 500

2000 328

2001 314

2002 327

2003 346

2004 386

2005 360

2006 401

2007 411

2008 439

2009 343

2010 322

(18)

ポリ塩化ビフェニル(PCB)への対応

使用済みのPCB含有廃棄物は「PCB廃棄物特別措置法」※

に従い適正に保管・管理し、届け出ています。今後とも、特別 措置法に則りPCB廃棄物の処理を進めていきます。

※「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」

水質汚濁物質の排出量

各製作所とも、水質汚濁防止法をはじめ、条例、協定などに基 づき、排水口からの排水を定期的に監視しており、排出基準に 適合しています。室蘭製作所はCOD(化学的酸素要求量)が、

広島製作所および横浜製作所はBOD(生物化学的酸素要求 量)が、それぞれの排出の排出基準になっています。

室蘭製作所

広島製作所

横浜製作所

■各製作所の管理状況 室蘭製作所

0 100 200 300 400 500 600 700

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 51 47 46 62 62 50 51 43 39

2009 2010 38 45

(年度) 800

900 1,000(t)

広島製作所・横浜製作所

0 10 20 30 40 50 60 70

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 7 5 8 6 8 5 6 5

20

2009 2010 12 9

(年度) 80

90 100(t) COD排出量

排出許容量*

BOD排出量 排出許容量*

(19)

鉄鋼業と機械製造業ではエネルギー使用量に大きな違いがあり、 当社は両業種にまたがる事業活動を行っています。

特に鋳鍛鋼品を多く扱う室蘭製作所が当社のエネルギー使用量全体の9割を占めています。 各製作所とも限りあるエネルギー資源の有効利用を図るため、

事業活動における省資源・省エネルギー活動の推進に努めています。

地球温暖化防止製品・技術

鉄鋼業と機械製造業ででははエエエエネネルネネルルルギギギーギー使用使用使使用使用使用量に量に量に量に量量 大き大き大き大き大きな違な違な違な違な違違いがいがいがががありががありありあありありあありあありありありあありありありありありありありありり、、

当社は両業種にまたがたがる事る事事事業活業活業活業活動を動動を動をを行っ行っ行行行っっててていていていますますますますすすすすす。。。。。。。。。。

特に鋳鍛鋼品を多多くく扱扱扱扱うう室うう室室室蘭蘭製蘭製蘭製製作所作所作所作所が当が当ががが当当社の社の社の社のエネエネエネエネネネネネネネネネネルルギルギルギルギーー使ー使ー使ー使用用用用量用用用用用用用用用用用用用用用量用量用量全体全体全体全体全体全体全体全体全体全体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体体ののののののののののののののののののの9ののののののの9のの9ののののののの9割を割を割を割を割を割を割を割を割を割を割を割をををををををををををを占め占めて占め占占め占め占め占め占め占め占め占め占めめめめめめめてていますててててていてててていいますまますまままますますますすすすすすすす。。。

各製作所とも限りりあるるるるエネエネエネネルギルギルギギー資源のー資ー資ー資源の源源 有有効有効有効有 利用利用用用用用用用を用用用用用用用用用用を図をををを図を図を図を図るたるたるたためめ、め、め、め、め、め、め、め、め、、

事業活動におけける省省資省資省資源・源・源・源源 省エ省エ省エ省エネルネルネルネルネ ギギギーギー活動活動活動活 の推の推の推の推の推の推の推のの推推推進進進進進進進進進進進進に進進進進進に努め努めめていていていてていていていていていていてていていていていますますままますますまますまますまますますすすすすすすすす。。。。。。。

地球温暖化防

止製品

技術

JSWの地球温暖化防止製品・技術

(20)

当社は環境保全に留意した生産活動と環境保全技術の追求を通して、 社会の持続的発展への寄与を目指して事業活動を行っています。

創業以来の長年にわたり培われた「ものづくり技術」は、鉄鋼業と機械製造業の両業種にまたがる 当社の事業活動を支えるとともに、高度な技術から製造される製品群は、環境と社会に貢献しています。

大型造粒機

ペレット ポリマー重合リアクター

(石油化学プラント)

素形材製品

産業機械製品

TEX

(二軸混練押出機) コンパウンドペレット 原料ヤード

溶解 LRF(精錬)

鋳込

鋳込

VIM

造塊

造塊

鍛錬

ESR 熱処理

圧延

熱処理 添加材

ミキサー フィーダー ホッパー

環境と社会に貢献す

JSWの「ものづく 」技術

(21)

フィルムシート装置 中空成形機 射出成形機

液晶ディスプレイの導光板 エンジン ブロック

太陽電池封止材 4輪用

ガソリンタンク ガソリンタンク2輪用 アルミニウム

ダイカストマシン マグネシウム合金用

射出成形機

送信機器 情報機器

軽合金

機械加工

検査

溶接組立

鍛鋼品

鋳鋼品

溶接構造品

クラッド鋼板

精整 エコ

(22)

当社は長年培われた鍛鋼品製造技術、溶接技術、圧延技術を活かし、

地球温暖化防止に資する原子力発電・火力発電分野、天然ガス採掘分野、石油精製分野において 重要な素形材製品を納入しております。

大型鍛鋼製品

鋳鍛鋼製品 鋼板・鉄構製品

発電用一体型ロータシャフト この製品は原子力発電用蒸気タービンの 軸材に用いられる鍛鋼部材です。高速回 転を続けても破損しない、高度の材料特 性と加工精度が求められています。大出力 の発電所に対応する大型ロータシャフト の分野で、当社は世界の電力需要に貢献 しています。

この他にも、より一層CO2削減効果のあ る高効率型火力蒸気タービン用ロータ シャフトも製造しています。

原子炉圧力容器用鍛鋼部材

この製品は原子炉に用いられる鍛鋼部材です。 従来は溶接を用いて製造していたこの製品を、 当社では高品質な世界最大600tの鋼塊から、 一体型で製造しています。絶対の安全と安心が 求められる場所で、当社の鍛鋼製品が活躍して います。

(23)

リアクター関連

石油精製に用いられる設備の中でも、当社 製品が担うのは高温・高圧下で水素を添加 し、重質油を脱硫あるいは軽質化する過酷 なプロセス。当社では素材の開発から製造、 組立まで、一貫して品質を確保する体制を 持ち、高品質で信頼性の高い製品をお届け します。

クラッド関連

クリーンエネルギーとして需要が高まる天然ガスの採掘や、世界的に高 まる水資源問題を解決する海水淡水化装置。高度な圧延技術を活かし た、当社製クラッド鋼板・鋼管が活用されています。

ステンレスニッケル鋼など

合金側 耐食・耐熱

鋼材(母材)側強度など 合金と異なった性質 炭素鋼

合金

鋼材

クラッド鋼板(鋼管)とは

CRA : Corrosion Resistant Alloy

圧着・圧延 石油精製用リアクター

クラッド鋼板・鋼管

(24)

当社は産業機械製品についても省エネ・リサイクルを考慮した製品の改良に取り組んでいます。 ここで紹介する各種製品は既に多くのお客様にご使用いただき、高い評価を得ています。

● エ コ プ ロ ダ ク ツ

電動射出成形機

当社では型締力35トン∼2,500トンまでの全電動式射出成形 機をラインナップ。且つ、それぞれの駆動部には高性能サーボ モータを配置し、当社独自の制御システムによって、成形作業 の安定化を図り、成形不良品の無駄を排除してきました。 さらに、従来の油圧式射出成形機に対して、電動式射出成形機 は、高効率動力伝達機構により消費電力の大幅(1/2∼1/3) な削減を達成しました。加えて、射出や型開閉動作の減速時に

発生したエネルギーを電気エネルギーとして回収する電源回 生機能をいち早く前シリーズより装備しています。全工程にお ける電源回生により大幅な省エネルギーを実現しています。 また、従来の作動油も使用していないので冷却用の水が不要 になりますし、油温の上昇による室温上昇も抑えられ、空調電 力も削減できます。

環境対応型多層プラスチック燃料タンク(PFT)製造システム

自動車用ガソリンタンクは、世界的に環境保護推進のため、ガ

ソリン透過防止性能が向上した樹脂製に替わりつつあります。 本システムは樹脂製4種6層多層燃料タンクを製造する中空 成形システムです。新冷却システムの導入でサイクルタイムの 短縮を図り、生産量に占める設備ランニング時間も短縮し、さ らなる省エネ効果を追求しています。このシムテムは二輪車へ と適用範囲を拡大しています。

製品1shotあたりの 消費電力比較(650T)

0.000 0.100 0.200 0.300 0.400 0.500 0.600

0.523

0.288

油圧機 J650E

消費電力(kw)

電動機 J650AD

層構成

主材外層

主材内層

接着内層 接着外層

粉砕 リサイクル材層

●CO2削減量

年間1台あたり92t-CO2削減

(25)

軽合金

(マグネシウム合金用射出成形機およびアルミニウムダイカストマシン)

地球環境問題への関心が高まる中、マグネシウムやアルミニウ

ムは自動車や携帯用端末の構造材として急激に需要が伸びて います。これは、軽金属のもたらす軽量化効果やリサイクル性が 優れているためで、当社ではこうした軽金属、特にマグネシウム やアルミニウムを成形・鋳造するに最も高性能でふさわしい機 械を提供しています。マグネシウム合金用射出成形機はチクソ モールディング法によりSF6(六フッ化硫黄)などの温暖化ガス を使用しない安全で地球に優しい成形機です。

また、自動車部品等で軽量化とリサイクル性に優れたアルミニウ ム部品の製造装置としてアルミニウムダイカストマシンを提供し ています。環境に与える負荷の低減は装置、輸送・梱包なども含 め、型締力450トン以下の機械を従来の木箱梱包から規格コン テナで輸送できるよう設計変更しています。

廃プラスチック脱塩素処理システム

廃プラスチックには、塩ビなどが含まれており、燃焼させると、 ダイオキシン類の発生や燃焼炉の劣化の原因になります。廃プ ラスチック脱塩素処理システムは、廃プラスチックに熱を加え て溶かし、有害な塩素をガスにして廃プラスチック中から取り 除くシステムです。公害を発生させない安全なプラスチックペ レットが製造できるため、高効率なサーマルリサイクルや、ケミ

カルリサイクルの原料とすることができ、廃プラスチックのリサ イクル率を大幅に向上させ、環境改善に貢献します。本脱塩素 処理システムは、国内大手鉄鋼メーカ2社に採用され、現在2 つのプラントが稼動しています。鉄鋼メーカでは、CO2の削減 のために、プラスチック容器包装を本脱塩素処理システムにて 脱塩素処理し、高炉還元剤として利用しています。

廃プラス

チック 一 次破 砕 選 別 二 次破 砕

金属 ガラス

etc. 洗 浄脱 水 減容 溶融

塩化水素 炭化水素 etc. 脱塩素

排ガス処理 塩酸回収 原料モノマー回収

ケミカルリサイクル ・高炉還元剤 ・コークス炉化学原料 etc.

サーマルリサイクル ・高効率発電 ・セメント原燃料 etc.

(26)

当社は次世代につなぐ技術として自然エネルギー関連の研究を進めています。 自然エネルギー利用では風力発電およびハイブリッドシステムを開発しています。 風力発電システムは、自然エネルギーである風を利用して発電を行うことにより、 地球環境維持のために大きな役割を果たしています。

風力発電システム

風力発電システムは、自然エネルギーである風を利用して発電 を行います。当社は、案件開発に関わるエンジニアリングから 当社製風力発電機の製造販売、アフターサービスまでを事業 化しています。 

当社製永久磁石同期ギアレス風力発電機は自社技術により設計 製造を行っており、ブレード、タワーとともに最適化設計を行うこ とにより、日本の風況にあったロータ径82mの定格出力2,000 kW風力発電機を提供しており、2010年度末までに94基稼動 を開始、CO2排出量削減(94基合計で年間220,000t-CO2以 上)に貢献、高い評価をいただいています。今後とも騒音等環境 に配慮した製品作りを推進していきます。

従来より、室蘭製作所では、室蘭市の「室蘭地域環境産業拠点 都市形成実施計画」に参画し、北日本における環境産業の拠 点の実現および環境共生まちづくりとしての都市再生に協力 してきました。室蘭市の「再生可能エネルギー高度導入CO2削 減モデル地域計画」に賛同し、2006年度には製作所内にロー タ径70m、2007度にはロータ径82mの風力発電機2基が設 置されました。室蘭市の入江プールに設置する太陽光発電設備 を合わせて運営することにより、風力の電気を売電するととも に、入江市民プールの電力に再生可能エネルギー起源の電力を 供給し、入江地区のCO2排出量を30%以上低減(3,178t-CO2 /年) します。

自社製風力発電機J82-2.0による当社初のウィンドファーム (2009年5月より営業運転開始)

場所……島根県江津市

J82……11基 (ロータ径82m、定格出力2,000kW)

室蘭市入江地区風力発電事業 J70-2.0(左手奥)とJ82-2.0(右手前)

自然エネ

(27)

当社は、バイオマスの利活用を推進する環境技術や製品の開発を通じて、 循環型社会・脱温暖化社会の実現に取り組んでいます。

バイオマス系廃棄物の非焼却処理と堆肥へのリサイクルによる温室効果ガスの発生抑制を通じて、 サステイナブル社会を支えます。

コンポスト化プラント

コンポスト化プラントは、焼却・埋め立てされている畜糞・生ご み・食品廃棄物・汚泥などのバイオマス資源を好気条件下で発 酵させて堆肥化するプラントです。長年の技術開発により、品

質が安定した取り扱いやすい良質の堆肥を生産します。堆肥 普及による化学肥料の削減と有機農法の促進を通じて、バイ オマス資源の利活用推進にも貢献しています。

生物脱臭装置

生物脱臭装置は、微生物の代謝反応によって脱臭槽内に通気 された臭気物質を好気的に分解する、維持管理が容易な装置 です。薬品・吸着剤・燃料などが不要なため、低ランニングコス トで処理でき、環境負荷の低減にも寄与します。堆肥化プラン トなどの臭気公害の防止と作業環境の改善に貢献しています。

原料搬入 1次発酵処理

2 次発酵処理 肉用牛糞

乳用牛糞

原料貯留槽

生 ご み 鶏  糞

原料貯留槽

豚  糞

原料貯留槽

凡例:コンベア移送 ショベルカー移送 空気 汚水

ブロワ ブロワ

ブロワ

曝気ブロワ 防臭フード

撹拌機

発酵槽 防臭フード 撹拌機

発酵槽 曝気ブロワ

浄化空気

洗浄塔

異物除去

装置 清水散水

残さ搬出 養生槽

袋詰装置

製品搬出 磁選機篩分装置

微生物脱臭槽

混合機

ポンプ

汚水槽 返送

(28)

●緊急時の対応

法規制等の順守はもとより、万が一の事故が起こった 場合、汚染を最小限に抑えて迅速かつ適切に対応でき るよう、環境への影響の発生が予測される設備、施設、 作業について、対応手順書の整備や通報ルートを作成 し、教育・訓練の定期的な実施により、管理の強化を 図っています。

安全・防災のための活動

自衛消防隊による消火訓練

組立工場での作動油流出処置の対応 各製作所においては、地域社会との共生を図るために関連法規および地方条例に基づいて、 公害に関係する特定設備の届け出、廃棄物の測定、分析などを定期的に実施しています。 特に環境基本法などに定められている大気汚染、水質汚濁、騒音などの環境基準については、 官庁への測定結果の届け出、立ち会い検査、自主検査を行うことで、

適正な基準にあることを確認しています。

地域とのコミュニケーション

地域・社会との共生

●環境パトロール

(29)

地域交流・貢献活動

各製作所においてはそれぞれの地域や社会との 共生を図るために、工場見学や周辺地域の清掃 活動などを実施しています。  

     

●工場見学

地域住民を含むステークホルダーとの交流の機 会として、工場見学の場を設けております。2010 年度は小学校・中学校・高等学校を含む各種161 団体、約2,500名の方々に来所いただき、事業に 対しての理解を深める場としていただきました。

●周辺地域の清掃活動

広島製作所では、地元「安芸商工会」の会員メンバーも 参加されて、周辺地域の清掃活動を5月と11月の2回 実施いたしました。毎年2回実施している周辺地域の 清掃活動は11月で第15回となりました。

  

横浜製作所では地域社会貢献の一環として、通勤経路の美化活動を毎 年4月に実施しています。

最寄りの福浦駅から製作所正門まで、ポイ捨てされた空き缶やペットボ トルおよび吸い殻を回収し、製作所内で分別し、後日処分いたしました。

今後も継続的に活動を行って参ります。

(30)

JSWの概要(

年 月 日現在)

創業 設立 本社 資本金 従業員数

売上高

売上の割合(連結)2010年度

1907年(明治40年)11月1日 1950年(昭和25年)12月11日 東京都品川区大崎一丁目11番1号 196億9,423万円

連結:4,880名(就業員数) 単体:2,062名(就業員数)

連結:2,129億2,900万円(2010年度) 単体:1,793億2,500万円(2010年度)

ニューヨーク ロサンゼルス

ソウル

台北 香港 ハノイ グルガオン

バンコク クアラルンプール

シンガポール 上海 北京 テヘラン

デュッセルドルフ

深圳 寧波

海外支店・事務所 現地法人 役員(2011年6月24日現在) 代表取締役 社長          佐藤 育男

代表取締役 副社長         岩下 壽夫

代表取締役専務執行役員      五十嵐 敦

取締役専務執行役員        戸田 信之

   田中 義友    村井 悦夫

取締役             須藤 裕雄

常務執行役員       石堂 隆雄    早川  保    水谷  豊

上席執行役員       門田  彰    濱尾  博

執行役員            小林 伸久

   栗原  行    清水 信明    徳重 裕之    小野 信市    西山 泰明    松尾 洋久    北村 和夫

監査役             上原 誠市

   谷田 康則    中  康久    佐藤  昭 素形材・

エネルギー事業  53%

(31)

J

S

W

本社・支店・営業所・海外事務所および工場等 本社・支店・営業所

本社    〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1       (ゲートシティ大崎ウエストタワー) 関西支店  〒550-0004 大阪市西区靭本町1-11-7 九州支店  〒816-0872 福岡県春日市桜ヶ丘1-23-2 名古屋支店 〒460-0008 名古屋市中区栄2-9-15 中国支店  〒736-8602 広島市安芸区船越南1-6-1 札幌支店  〒060-0001 札幌市中央区北一条西5-2-9 営業所

東北(仙台市)/関東(川口市)/名古屋(名古屋市) 関西(吹田市)/中国(広島市)/九州(春日市) 出張所

府中(府中市)、浜松(浜松市) 海外支店・事務所

デュッセルドルフ/テヘラン/シンガポール/北京/上海 現地法人

ニューヨーク/ロサンゼルス/香港/上海/寧波/深圳 ソウル/バンコク/クアラルンプール/ハノイ/台北 グルガオン/シンガポール

研究所

室蘭研究所(室蘭市)/広島研究所(広島市)

工場

室蘭製作所 〒051-8505 室蘭市茶津町4 《主な機械設備》

120トン電気炉/100トンESR溶解炉/5トン真空誘導溶解炉 /3,000∼14,000トンプレス/30,000馬力4重可逆式厚板圧延機/ 低周波焼入装置/各種金属工作機械/70∼730トン埠頭起重機

広島製作所

〒736-8602 広島市安芸区船越南1-6-1 《主な機械設備》

8トン誘導炉/6トン電気炉/精密鋳造設備/イオン窒化炉ほか熱処理 設備/CNCタレットパンチプレス/ベンディングロール/2,000トン油 圧プレス/マシニング・センターほか各種金属工作機械/60トン埠頭 起重機

横浜製作所

〒236-0004 横浜市金沢区福浦2-2-1 《主な機械設備》

マシニング・センター/NC旋盤/スクリュ加工専用機ほか各種金属 工作機械

札幌支店 室蘭製作所

広島製作所 室蘭製作所

横浜製作所 横浜製作所

広島製作所

関西支店 名古屋支店 中国支店

九州支店

本社 本社・製作所

(32)

〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1 株式会社 日本製鋼所 業務管理部 Tel.03-5745-2014 Fax.03-5745-2025 E-mail: [email protected]

この環境・社会報告書は、当社ホームページにも掲載されています。 http://www.jsw.co.jp/

この報告書は、製造に伴うCO2排出量がカーボン・オフセット・ジャパン(www.co-j.jp)を通じて オフセット(相殺)されています。

参照

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